なんでも。

2001年11月12日
 ボブのお祖父さまが肺炎で入院してらっしゃるそうな。
危篤ではないけれど、油断したらすぐにでも亡くなってしまう可能性があるとか。

「まぁ、落ちこんでても仕方ないしな」
と言って無理に笑顔を作るボブを見ると胸が痛い。
せめて学校にいる間は自然な笑顔でいられるよう、
私達が彼を楽しませてあげなければならないんだろうなぁ。

 ボブと同じクラスのバウにも頼もうかと思ったがやめた。
人様に言いふらすようなことはしたくないし、
彼にまで気を遣わせるのは悪い。
言わないほうが、彼は自然体でボブに接してくれるだろうし。

 考えてみれば、私はまだ「人の死」に直面したことがない。
父方の祖父も母方の祖父も、私が生まれる前に他界した。
父方の祖父においては、顔すら知らない。
祖母はどちらも未だ健在である。

 丁度11ヶ月前、友人のお祖父さんが亡くなった。
辛そうにしている赫鵬を見ていると、私まで辛くなった。
けれど、彼のほうが何倍も辛いんだろうと、自分に言い聞かせていたのを覚えている。
それでも私に、彼の辛さがわかるはずもなかった。

 「人の死」を知らない私に、何ができるのだろうと考えてみる。
考えたところで、答えは見つからなかった。
私にできる精一杯のことは、彼と自然に接すること。
これでいいんだろうか。

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