夕暮れのカンバス

2001年11月6日
紅く染まった木の葉が 紅い頬に重なって
嬉しいような恥ずかしいような 夕焼けを届けてくれた

ああ どうして僕は 涙を溢れさせるのか
ああ どうして僕は 拳を握りしめたのか

僕の肌に触れないでひとりにさせて
君の辛さを少しでもわかりたいから


吹き散らされた木の葉が 僕の肩に舞い降りて
嘲笑うようにからかうように 夕焼けを隠していった

ああ どうして君は 哀しい瞳を見せるのか
ああ どうして君は 僕を哀しくさせるのか

僕の傍から離れないでひとりにしないで
君がいれば涙を拭うなど容易いから

僕を照らす唯一のヒトでいて

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