闇夜

そこに貴女がいる。
目の前に貴女がいるんだ。

遅くなってごめんね。
何分くらい待たせちゃったんだろう。
雨の中わざわざ迎えに来てくれたんだね、ありがとう。

ああ…お父さまにまでご迷惑をかけてしまった…
しかも味噌ラーメンまでご馳走になってしまって…
ありがとうございますぅう。すっごい美味しかったですぅう。
でも、あの量は私にはちょっと辛いです…
なのに二人とも軽く食べ終わっちゃうんだもんなぁ。なんでも夕飯食べた後らしいではないかぁ(^-^;

満腹の状態で車に乗るというのはかなりキツイのです。
何故なら私は乗り物酔いをしやすい体質だから。
その事をお父さんに伝えたら…何で嬉しそうな顔するんですかぁ！
…ってか周りの景色がものすごい速さで流れていくんですけど…はわわぁ…(^-^;

とりあえず酔う前に到着…ふぅ、命拾い…(-_-;

出迎えてくださったお母さまに長崎土産のカステラとちゃんぽんをプレゼント。
いやぁ、喜んで頂けて嬉しいですわぁ。皆さんでお召し上がりくださいなぁ。

お風呂をお借りする。
ありがとうございますぅう。
しかし…
入っておいでぇ、と仰られても場所がわからんのです…(^-^;

結局彼女に案内していただく。
お風呂場の前で二人きりになる。
何故か辺りはとっても静か。
あああ、なんだこのシチュエーションはぁあ(^-^;

「……キスしても良い？」
「……したいならどうぞ」

あああ、なんて甘い会話なんだぁ…すごい恥ずかしい〜…(^-^;
でも幸せだぁ…

事実上私のファーストキス。
貴女に奪われるのなら本望だぁ。

貴女が言うには私の唇は柔らかいらしいねぃ。
他の人と比べたことないからわからないけど…
柔らかい方が気持ち良いって言われたのはちょっと嬉しいなぁ。

それから…小説の話をしたり、遊んだりと、いろいろやっていたらあっという間に時間が経ってしまったなぁ…

気がついたら午前四時。いい加減寝ましょうか…
ではまた明日、お逢いしましょう。