気分野

2001年5月11日
教室のベランダに足を運ぶと、そこは別の空間だった。
学校という縛られた世界から一枚の壁を隔てたでたなのに。

風が踊り。
鳥が囀り。
雲が流れ。
太陽が肌を優しく包みこむ。

教室の喧騒もこの世界には届かない。
ここは私だけの楽園だ。
貴女のいる、西の空をひとり見上げ時を過ごす。

風が荒れ狂い。
雲は闇色に染まり。
太陽は姿を隠し。
雨が石畳を打ちつける音が辺りを支配する。

私の楽園は瞬く間に冷たい水に覆われた。
雨が上がっても水はそこに残り続けた。

今日の空は随分な気分屋らしい。
貴女みたいだね。

天気屋さん。

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